ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)とは?特徴の解説

ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)とは、どのような仮想通貨なのか、特徴の解説を紹介しています。誕生の経緯やスケーラビリティ問題など詳しく記載しているので、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash/BCH)の特徴を調べる際の参考にしてください。

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ビットコインが分裂したアルトコイン

ビットコインキャッシュ

ビットコインキャッシュとは(以下BCC)、ビットコイン(以下BTC)から分裂する形で誕生しました。2017年8月にBTCがハードフォークして、当時のBTCの保有者に対して、同量のBCCが付与されたのです。

そのため、誕生した当初から多数の保有者と発行量のあるアルトコインとして生まれることになりました。BTCのハードフォークによって誕生したアルトコインというのは、BCCだけにかぎったものではありません。

中には、取引所からまったく相手にされないものも少なくないのです。しかし、BCCは日本国内の大手取引所でも扱うほど大きな注目を集めました。たとえば国内最大手の一角であるBitflyerですが、2018年2月現在においてBTC分裂で生まれたアルトコインとしてはBCCのみを扱っています。

きっかけは「スケーラビリティ問題」

スケーラビリティ

BCCが誕生した理由としては、BTCが抱えていた「スケーラビリティ問題」があげられるでしょう。BTCは性質上、ブロックチェーンに取引の情報を書き加え続ける必要があります。

ところがBTCの普及が予想以上に早く進んだため、処理が追いつかなくなっている状況が生まれました。結果として、BTCは送受信に時間差を生むようになります。

決済に利用する通貨としては、タイムラグが大きくなるのは深刻な問題だといえるのです。仮想通貨における情報処理速度の遅延を指して、「スケーラビリティ問題」と呼びます。BTCでは処理速度の改善に向けた取り組みが、現在までに何度も行われてきました。

Segwitによるソフトフォーク

segwit

2017年にBTC導入が検討されていた「Segwit」というものがあります。ブロックチェーンに記録されるデータを短縮することで、処理速度の向上を期待させるのが、Segwit実装の目的です。

利用者にとって、処理速度向上は非常に嬉しいニュースでした。ところがSegwit実装について、反対を表明するコミュニティが現れたのです。

中国の新興マイニングプール(マイニングを行う集団)である「ViaBTC」を中心とするグループは、「Segwitを導入するならハードフォークする」と宣言したのです。

対立する2つのグループ

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Segwit賛成派はビットコイン開発に携わる「ビットコインコア派」と呼ばれる人たちでした。BTCを利用しやすいもの、普及していくものにするためにもSegwitの実装は必要だと主張したのです。

逆にSegwit反対派は「マイニングプール」であり、特に中国に拠点を置く人々や組織が多かったとされています。一番の理由は、マイニングに使用していたアルゴリズムが、Segwit実装で利用できなくなることでした。

マイニングプールにとって、自分たちに不利に働くSegwitの導入はどうしても避けたいものだったのでしょう。結果としてSegwitとは違う方法で、スケーラビリティ問題を解決することを提案することになりました。

ブロックを拡張したBCC

ブロックチェーンにつながるブロック自体を大きくすることで、処理速度を改善する方法がマイニングプール側から提案されます。ところが取引のすべてを記録しているブロックチェーンのブロックを拡張すれば、それまでのデータまで書き換える必要が出る可能性があったのです。

そのため、BTC全体の崩壊が起こるかもしれないという懸念もありました。BTCの維持と改善を目指すビットコインコア派と、利益を失いたくないマイニングプールは話し合いを続けたようですが、お互いに歩み寄りをすることはできませんでした。

結果的にハードフォークが起こり、2017年8月にViaBTC主導で生まれたのがBCCなのです。ちなみに、BCCは分岐した当時のBTCよりもブロックサイズが8倍になっていました。

もう1つの問題・51%attack

ブロックチェーン

ハードフォークによって分岐したBTCとBCCですが、元は同じものであるいっても、もはや別物といえる存在です。また、Segwit導入によってBTCが解決しようとした問題は、スケーラビリティ問題だけではありませんでした。

特定のマイニングアルゴリズムに対応しなかったのは、「51%attack」と呼ばれる問題への対応でもあったのです。ブロックチェーンの信頼性は多数決によって担保されます。

もし「51%以上のシェアを持つマイニングプール」が登場した場合、データを好きなように書き加えていけるようになる懸念があったのです。だからこそ、特定のマイナーだけが有利にマイニングを進められるアルゴリズムを容認できませんでした。

BCCはSegwitを導入していない以上、「51%attack」が起きる危険性はBTCよりも大きいと考えるべきだといえるでしょう。

BCCとBTCは「別物」

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同じように「ビットコイン」の名前がついてはいますが、BCCはBTCとはまるで違うものであると捉えておきましょう。特に開発という面で携わっている関係者はまったく異なります。

BCCはあくまで、「数あるアルトコインの中の1つ」と考えておくほうがいいでしょう。BTCと同じような感覚で保有するには、リスクが高いという点は覚えておく必要があります。

ただし、仮想通貨市場における中国の存在感が大きいという点から、中国マイニングプール主導のBCCの今後に期待する声もあるようです。規模としても、決して小さいものではありませんから、これからの動向には注目するべきでしょう。

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