仮想通貨を安全に守るために欠かせないマルチシグ

仮想通貨のマルチシグについて安全性の観点から解説しています。認証方式の基本や、マルチシグの仕組みとメリット、危険性についても記載。仮想通貨の安全に欠かせないマルチシグについて記事をご覧ください。

マルチシグイメージ写真

マルチシグとは?

知識は不可欠

マルチシグとは、秘密鍵が複数ある公開認証方式のことです。マルチシグの「マルチ」は「複数」、「シグ」は「署名」を意味しており、秘密鍵が複数存在するのがマルチシグの特徴です。

秘密鍵が1つしかない公開認証方式の弱点は個人などの端末がハッキングを受けて秘密鍵を盗まれると取引所などに保管している仮想通貨が盗まれてしまう可能性があることです。マルチシグはこのリスクを大幅に下げられます。

マルチシグ方式を採用することによって秘密鍵は複数の場所で保管されることになりますので、ハッキングを行う場合は複数の端末に侵入しなければ成功しません。そのため、マルチシグの公開認証方式であればセキュリティレベルが向上します。

認証方式の基本は2つ

マルチシグを理解するためには、認証方式に関する基本的なことを理解しておく必要があります。ネット上の主なセキュリティ方式は2つです。

パスワード認証方式

パスワード認証方式 イメージ

1つはパスワード認証方式と呼ばれるもので、IDとパスワードを入力して個人を認証します。以前はこの方式がネット上における個人認証の主流でした。

しかし、比較的レベルが低いハッキング攻撃にも破られてしまう可能性があるという弱点があります。

公開鍵認証方式

公開鍵認証方式 イメージ

もう1つの方式は公開鍵認証方式です。公開鍵認証方式では、ログインなどにあたって公開鍵と秘密鍵の2つを利用して認証を行います。公開鍵の保管場所はサーバーです。一方、秘密鍵は個人などの端末で保管します。この2つが揃うことが認証の条件です。

公開鍵認証方式であれば、サーバーがハッキングを受けても個人端末の秘密鍵が盗まれなければセキュリティは守られますので、パスワード認証方式よりも安全度が高いとされています。

マルチシグの仕組みとメリット

マルチシグは、複数の秘密鍵が揃わないと認証されない仕組みです。秘密鍵の数はセキュリティシステムによって違います。一般的には「2of3」と呼ばれる方式が多く採用されています。

2of3は秘密鍵を3つ設定し、そのうち2つ以上揃ったら認証するシステムです。例えば、秘密鍵のうち1つは取引所を運営している仮想通貨交換業者が保管し、残りの2つは個人などの端末で保管するようにします。

そうすれば、仮に取引所がハッキングを受けて秘密鍵が1つ盗まれたとしても認証されてしまうことはありません。また、個人が保管している秘密鍵を1つ紛失したとしても、残りの1つと取引所の秘密鍵を揃えることによって取引できる状態を保てるメリットもあります。

マルチシグでも安心とはいえない

驚く女性

マルチシグのセキュリティはそのほかの認証方式と比較するとセキュリティレベルは高いといえます。しかし、完璧ではありません。個人が2つの秘密鍵を1つの端末に保管している状態でハッキングを受ければ、2つの秘密鍵が同時に盗まれる可能性があります。

また、端末の破損などによって秘密鍵が2つとも失われるとアクセスできなくなる点も問題です。仮想通貨交換業者のなかにはマルチシグ方式を採用していると謳っている業者もあります。

しかし、どのようにマルチシグを運用しているかまでは明らかにしていません。取引所がハッキングを受けて秘密鍵の1つが盗まれてしまえば、シングルシグの公開認証方式と変わらない状態になってしまいます。そのため、マルチシグ方式でも100%安全とはいえないということはよく理解しておく必要があるでしょう。

コールドウォレットで資産を守る

デジタルビットボックス アイキャッチ

より安全に仮想通貨資産を保管するためには、取引所のウォレットに仮想通貨を置くだけでなく、コールドウォレットを利用することも大切です。ウォレットとは仮想通貨を保存しておく電子財布だと理解すればよいでしょう。

ウォレットにはさまざまなタイプがあり、ネットにつながっているものがホットウォレット、つながっていないものがコールドウォレットです。

取引所の口座内にあるホットウォレットに仮想通貨を保管するのではなく、秘密鍵をUSBや紙などのコールドウォレットで保管することで、より安全に仮想通貨資産を守れます。ただし、USBや紙を失うと仮想通貨も失ってしまうため、コールドウォレットの管理には注意が必要です。

仮想通貨をオフライン管理ハードウェアウォレット

取引所のセキュリティを確認しよう

仮想通貨取引を行う場合は、取引所がマルチシグを採用しているかどうかを確認することが大切です。すべての仮想通貨交換業者がマルチシグ方式を採用しているわけではありません。口座開設する前に取引所のサイトなどで認証方式を確認しましょう。

マルチシグ方式を採用していなかった取引所では仮想通貨がハッキングによって流出したこともあります。

また、多額の仮想通貨を保有している場合は、日常的に取引を行ったり送金したりする分以外についてコールドウォレットを利用してより安全に保管することも重要です。安全に仮想通貨を保管できる状態を維持できれば、安心して取引に集中できるようになります。

関連記事

仮想通貨情報

仮想通貨の種類一覧はこちら

関連記事
仮想通貨の始め方
仮想通貨へ投資するのが株より良いと思う5つの理由
ブロックチェーン技術の応用で変わる未来
ブロックチェーンの仕組みをわかりやすく図解
仮想通貨はBTCとプラットフォーム型に絞られていく
仮想通貨投資のリスクと対処法
ビットコインはもう遅い!おすすめの仮想通貨ベスト3
仮想通貨は今からでも儲かる!人気のコインに分散投資
ICOの仕組みと投資家・企業のメリットとは
COMSAを利用する企業のメリットとは
安全で覚えやすい強力なパスワードを作る方法
イーサリアム(Ethereum)の特徴と将来性を解説
日本初の仮想通貨モナコインの特徴

ビットコイン(Bitcoin)

ビットコインとは

ビットコイン(Bitcoin)とは?

関連記事
ビットコインは法定通貨の代わりになることは無い
ビットコインの時価総額ランキングがわかる4サイト
ビットコインはバブルなのか
ビットコインは積立投資をオススメする理由
仮想通貨の大暴落(下落)も長期で見たら些細な出来事
仮想通貨のインサイダー取引は犯罪なのか?

ネム(NEM・XEM)

NEM

ネム(NEM・XEM)とは?

関連記事
NEM(ネム)に実装されるカタパルトの詳細
NEM(ネム)マルチシグ設定方法と落とし穴
次世代の仮想通貨ネム(NEM/XEM)の概要と購入方法
ネムコインの特徴と購入方法【初心者ガイドの解説】
仮想通貨ネム(NEM/XEM)特徴と将来性
NEMはバグが少ない!セキュリティ監査レポート
NEMのネームスペースとモザイクでトークンを作る
【NEM】ナノウォレットでXEMを送金する方法
【NEM】ナノウォレット作成とハーベストの設定方法
NEM(ネム)アポスティーユの仕組みと使い方

取引所情報

取引所の詳細と口座登録
ビットフライヤービットフライヤー
(bitflyer)
GMOコインGMOコイン
詳細情報 口座登録 詳細情報 口座登録
Zaifザイフ(zaif) バイナンストップ2バイナンス(binance)
詳細情報 口座登録 詳細情報 口座登録
DMM BitcoinDMM Bitcoin
(DMMビットコイン)
ビットトレードBitTrade
(ビットトレード)
詳細情報 口座登録 詳細情報 口座登録
ビットバンクbitbank
(ビットバンク)
コインチェックcoincheck
(コインチェック)
詳細情報 口座登録 詳細情報 口座登録

※コインチェックは現在新規登録を停止しています

※本記事の意見や予測は、投稿者の個人的な見解であり、金融商品の売買を推奨するものではありません。投資の最終決定はご自身の判断でお願いいたします

書き込み

最新を表示する
攻略メニュー